2020/12/01 10:27

神戸・元町に通勤していたとき、
セブンイレブンが毎日の日課だった私。

特に用があるわけでも、
絶対に必要なモノがあるわけでもなく。

でも、癖みたいなものと、
きっと、仕事の切り替えを簡単にできる方法
だと思っていたんだと思います。

さて、2018年にフランスに来て、
みんながイメージするパリからは
車で5時間!!!

スイスにほど近い自然の多い
田舎の村で暮らして2年半・・・

1番近くのスーパーまで10キロ
車で約10分。

ここに来てからの
私の日常は「あたりまえから変化」しました。


月に1回車に沢山の空きボトルを並べて、
違う村の水くみ場へ、
我が家の調理や飲料用の水を汲みに


我が家は洗濯や、シャワー、洗い物などは、
地下からくみ上げる地下水を利用しています。

浄水していないので、一応飲料と、調理水は
スーパーで購入するか、この「日課」。

息子が小さかった時に、飲む用の水を購入
その空きボトルに現在は水を汲んでいます。

つい最近まで、当り前になりすぎていたけれど、
日本にいるときには、絶対に使う事の無かった

「自分の生き方時間の変化」

これに気づきました。


散歩中に、出会うのは
人間よりも断然動物が多い。

実は私、本当につい最近まで、
「サステナブル」って言葉
知らなかったんです。

「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」

って、意味なんですよね。
あなたはもう既にご存知かと思いますが・・・


日本で最後の社会人をしていた時に、
アウトドアショップで働いて、


今思うと、登山を通して、
人生で初めての「サステナブル」を
ちょっと知った。

でも今までの私は「モノ」に対する意識は
低かったのかも知れない・・・
と、最近気がつきました。

ファッションを提供する販売スタッフとして、
15年、自分を着飾り・・・

お客様のお話を聞きながら、
長く愛用して頂けるモノを提供、
してきたつもりだけど・・・

満足して頂いて、実際にずっと使ってくれている
そんな、報告も聞くけれど・・・

服・鞄・靴・・・それらを取り巻く
「材料、生産、人、その後」

本当に私は考えてきたのだろうか?
大切に思えていたのだろうか?

自分が使わなくなった「モノ達」

どうなっていっているのだろう。
そして、本当に必要で、大切で手元に
「迎えていたのだろうか?」

そして、今、
新しくオンラインショップを立ち上げました。
また、「モノを通してお客様と繋がるようになって」

私のこの場所で選んだモノ達は
このあと、どのように展開させていくことが
できるのだろうか、

私に何が出来るのか、
小さい、小さい力なのは
分かっています。

でも、1つ1つ、選んだモノに
私なりのメッセージがあります。

例えば



私の住む所から車で1時間、
Besançonという少し大きな街は、
フランスの時計の生産発祥の場所だった。

現在は産業としては、衰退の一途をたどるも、
博物館やモニュメントは現在もあり、
私も博物館を時々楽しみます。

ただ、実は歴史やフランス語、
分からない事だらけなんです。

でも、ゆったりした時間が好きなのです。

このトートバックは
「本当は廃棄される予定の生地」
から作られています。

展示や、プロモーションに使われた、
宣伝用のPOP生地って、
私も店頭で働いているときって、

倉庫にしまわれて、再利用出来ないと
廃棄されていた。

これって、当り前の様な響きだけど、
サステナブルではない・・・

でも、このお土産ショップで出会った
トートバックの生地に、
私の心が動いたのです。

「1つの仕事が終わった後に」
「また新しい命が注がれる」

このサイクルを意識する事が
これからの世界には必要になってくるのでは。

モノをただ作って提供する時代は、
みなさまご存知のように、
もう終わっています。

私と同じように色々な商品を取り扱う
オンラインショップは沢山あります。

私がこの場所で何を表現して、
その先、手に取って頂ける方に
どんな新しい世界が広がるのか。

まだまだ始まったばかりですが、
フランスの暮らしから、私が学んだ
「持続可能な暮らしとモノ達」

少しずつお届けしていきます。